岡山県津山市連合町内会西苫田支部の自主防災・防犯連絡協議会は25日、第7回防災訓練を同市北園町の美作大学で開き、約400人が非常時の連携を確認した。
ゲリラ豪雨で昭和池が決壊し、宮川が氾濫、避難勧告が出た想定。駐車場に集まった住民は二手に分かれて屋内の教室に集合した。西日本豪雨災害の記録DVDを上映、防災ARによる浸水体験、岡山河川事務所職員による講話などがあった。
また、美作高校が地元企業の協力で取り組んでいる「ほたる飛び交う宮川づくり」の調査報告会があった。生徒5人が「水質は比較的きれいな数値を示していたが、植物、生物ともに外来種が多く、宮川にホタルを呼び戻すためには在来種と外来種が共生できる環境づくりが大切」などと話した。
訓練に先立ち、髙山康晴会長(72)が「協議会発足から10年目で、住民が主役の自助共助のまちづくりを進めてきた。どんなときでも適切に動ける組織にしていきたい」とあいさつ。加藤勝信厚生労働大臣、谷口圭三市長ら来賓が祝辞を述べた。