津山まなびの鉄道館のクリスマス企画「扇形イルミネーション」(市観光協会主催)が20、21日、岡山県津山市大谷の同館で開かれ、きらびやかな明かりに彩られた夜の館内を楽しむ来館者でにぎわった。
津山城Legend推進協議会の協力を得て毎年恒例で実施している企画でこの2日間は特別に午後5時から7時半まで開館。旧津山扇形機関車庫の展示車両をライトアップし、転車台の周りに約1万個のLEDライトを張り巡らして幻想的な雰囲気を演出した。
初日は訪れた鉄道ファンや家族連れらがライトに照らされたD51形蒸気機関車(通称・デゴイチ)や、転車台に載っている国鉄時代の車両を再現した「ノスタルジー」車両の前で記念撮影をするなど、普段とは異なる風情を満喫する姿が見られた。
初めて同館でイルミネーションを見たという遷喬小学校5年の名雪陸君(10)は「とてもきれいな景色でびっくりした。デゴイチなど好きな車両に光が当たっている姿もよかった」。鉄道を通じて名雪君と仲良くなった高野小学校3年の上田千尋君(9)は「このイルミネーションを見るのは3回目。とてもきれいなので友だちにも見せたかった。一緒に見ることができてうれしい」と語っていた。
このほか小学生以下の子ども先着100人にはお菓子のプレゼントがあり、喜ばれた。
