DX(デジタルトランスフォーメーション)の勉強会(津山不動産オンラインシステムズ主催)が14日、岡山県津山市の津山圏域雇用労働センターで開かれ、市内外の経営者ら約50人が、デジタル技術を活用した働き方改革について見識を深めた。
津山地域の不動産業者でつくる同社が、地元企業のDX導入のきっかけをつくろうと初企画。中小企業の働き方を提案するWORK SMILE LABO(岡山市)の石井聖博さん(44)が、業務効率の向上や労働環境の改善に役立った実践事例を紹介した。
中小企業がデジタル化を進める上で、「一人当たりの生産性を高めなければ企業力が落ち、会社は淘汰されていく」と指摘。実際に効果があったツールとして▽定型業務をロボットに任せる「RPA」▽コミュニケーションやファイルサーバなどの機能を集約した「グーグルワークプレイス」▽社員の心理状態が可視化され、離職防止につながる「ミキワメ」─などを挙げた。
参加者は石井さんの話に耳を傾けながら、DXを導入できる業務などについて話し合った。