「地方創生」や「若者定住のまちづくり」に向けて、学校法人美作学園は美作大学の2025年度からの学生募集について、祖父母の家が津山市などの岡山県北部にあり、都会で暮らす「孫世代」の“Iターン入学”を積極的に受け入れる。
地方から大都市へ若者の流出が増加する一方で、地方への移住志向が高まっていることや、都会での生きづらさを感じる若者が増える中、「祖父母が暮らす自然豊かな県北で落ち着いた学生生活を送ってほしい」という保護者ニーズに応える。
対象は、父親または母親の出身地が県北部で、都会で生活している世帯の高校生。入学後の生活としては、祖父母宅を生活の拠点として通学するほか、寮生活をしながら週末は祖父母宅で過ごすといったスタイルが想定される。
すでに系列の美作高校では前年度から同様の取り組みを実施している。同校には美作大学コースを設置して高校・大学7年間で地域のエッセンシャルワーカー養成の実績がある。
地域をキャンパスに「食と子どもと福祉」に携わる専門職人材の育成に取り組み、優れた教育実績を持つ同大。「都会からやって来た学生たちが“第二のふるさと津山”で郷土愛を育むことを通じて卒業後も地域に根づき、地域の暮らしを支えるような若者定住のまちづくりの一翼を担いたい」としている。
問い合せは、同大(TEL:0868-22-7718)高校(TEL:0868-22-2422)。