JR因美線の美作河井駅を発着点にした超小型電気自動車(EV)レンタル事業の実証実験が今月から始まり、阿波地域の行楽スポットを巡る足として観光客らにPRしている。11月27日まで土日祝日に実施し、潜在需要や採算性から今後の展開を検討する。
津山市観光協会DMO、JR西日本岡山支社、観光施設を運営するDIVE(阿波)、バイクなど製造販売のパドック(下田邑)が連携した事業で、同社が扱う1人乗りと3人乗りの計2台を導入。
12日には体験会があり、列車で昼過ぎに駅へ到着した家族連れ3人がEVに乗り込み、同社の岡本辰彦会長から運転操作のレクチャーを受けた後、阿波に向けて時速30〜40㌔で走行した。帰りの便の発車時刻まで約4時間利用し、渓流茶屋で食事をしたり、森林公園を散策したり自然を満喫。温泉にも入った。
運転した美作市中川の会社員・丸山理恵さん(51)は「バイク感覚で操作でき、ゆっくり走る割に風を切る爽快感がある。観光地で非日常を味わうのにはいいと思う」と話した。
同EVのレンタル料金は1台3000円。フル充電で約50㌔走行可能という。
申し込み、問い合わせは、パドック(☎0868-28-3191)。
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体験会で超小型EVを利用する家族連れ
JR因美線 美作河井駅 超小型電気自動車(EV)レンタル事業実証実験
- 2022年9月14日
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