岡山県津山市大谷にあるJR津山駅の「開業100周年記念式典」が21日、同駅で開かれ、駅のあゆみを紹介するパネルがお披露目されるなど、県北の玄関口の100歳を祝った。記念入場券とオリジナル台紙のセットの販売も始まり、人気を集めている。
式典では、作陽保育園の鼓笛隊が元気いっぱいに演奏を披露。藤原乗将JR西日本理事岡山支社長が「交通の要衝として地域のみなさんに支えられてきた。今後も、より多くのみなさんに県北の魅力を発信していきたい」とあいさつし、来賓の谷口圭三市長が祝辞を述べた。
続いて、記念看板(高さ60センチ、幅2.4メートル)と、年表や開業当時の写真などのパネル(高さ1.8メートル、幅2.4メートル)の除幕が行われ、大きな拍手が送られた。この後、3番ホームに入ってきた観光列車「SAKU美 SAKU楽」の発車を出席者全員で見送った。
記念入場券とオリジナル台紙は1セット1000円(税込み)、1500セットの限定販売で、同駅の「みどりの窓口」で扱っている。
1923年8月21日に国鉄作備線として、津山駅〜美作追分駅、津山駅〜津山口駅間が設置された際に開業。津山、姫新、因美線が乗り入れ、県北の鉄道交通の拠点として地域の発展に貢献してきた。