JR芸備線、姫新線、因美線の利用促進と存続を目指そうと、沿線自治体の議員有志が連携組織(議員連盟)の結成に向けて、各自治体の議会への要請活動を16日からスタートさせた。今月中に岡山、広島、兵庫、鳥取県の沿線13市町を訪問し、協力を呼びかける。
JR西日本の収支公表で3路線は利用が低迷し、維持が困難とされた。先月22日、新見市議の呼びかけにより、芸備線、姫新線の沿線7市議会の議員22人が同市に集まり、意見交換会を開催。「今後、連携した組織の結成が必要不可欠」との共通認識に至った。
この日、代表世話人の藤澤正則新見市議らが、真庭市議会と津山市議会を訪ねた。会則案などを手渡し、情報交換と共有、調査研究などを行っていくため、9月定例議会期間中に検討するよう要請した。津本辰己津山市議会議長は「公共交通機関は存続していかなければならないと強く思う。知恵を出し合い、要請の趣旨に沿うように議会としても頑張っていきたい」と述べた。
有志は10月をめどに組織を立ち上げたいとしている。
p
津本議長(右)に協力を呼びかける沿線自治体の議員たち