SNS型投資詐欺被害を未然に防いだとして、岡山県警津山署と同署管内金融機関防犯協力会は31日、中国銀行津山東支店(川崎)の岡彰弘支店長(54)と行員の田口葉名さん(19)、山本朱莉さん(24)に感謝状を贈った。
今年7月2日、田口さんと山本さんは、窓口に来店した津山市内の80代男性から「投資で口座にお金を振り込みたい」と申し出を受けたが、振込先口座が合同会社名義であることを不審に思い詳しく確認。男性が面識のない相手とSNSでやりとりをしており、さらに「銀行にいわないでほしい」などと指示を受けていたことが分かり、警察に通報した。
贈呈式は林田の同署であり、安原卓志署長が「被害者を出さないのが一番」と述べ表彰状と記念品を手渡した。3人は「普段から警戒しており、詐欺被害が疑われる場合はすぐ報告する仕組みづくりを行っている。より一層気を引き締めていきたい」などと話した。