JFAバーモントカップ第33回「全日本U-12フットサル選手権大会」(8〜12日、東京都)に、岡山県代表として出場した「Jフィールド津山FC」がベスト16に輝いた。目標のベスト8には届かなかったが、選手たちは「自分たちの力が全国の強豪に通用し、自信になった」と手ごたえを感じている。
6年ぶり4回目の出場。チームは、小学6年生と5年生の10人でつくり、俊敏さなどの運動性に加え、技術や得点力の高さを武器とする。
各地域の予選を勝ち抜いた48チームが参加。予選リーグでは、五戸すずかけSCU―12(青森県)に11―3で圧勝して勢いに乗ると、Fリーグの下部組織・フウガドールすみだエッグス(東京都)には、攻めあぐねたものの3―2で逆転勝利を収めた。2勝同士のスフォンダーレSS(奈良県)との対戦では、相手を上回る察知力でボールを拾って好機をつくり、7―1と圧倒。グループ1位で決勝トーナメント進出を決め、得点や失点を含む予選リーグの成績としては全チーム中2位だったという。
決勝トーナメント1回戦は、スリーエス札幌サッカースクール(北海道)と激突。先制するもリードを許す展開となり、残り30秒までに2点差に追い上げたが、惜しくも6─7で敗れた。
田渕幸一監督(48)は「緊張もあったと思うが、自分たちの力を発揮できた。全国の上位レベルと戦うにはもう少しトレーニングが必要で、これを糧にさらに上を目指していきたい」。
キャプテンの山本琉君(11)=高野小6年=は「目標のベスト8に行けず悔しいが、みんなで最後まで粘り強く戦った。相手の裏を突く動きや得点力が通用して自信になった」。坂元一心君(12)=勝加茂小6年=も「全国のレベルや自分たちの課題がよく分かった。中学生になってもこの経験を生かして頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。