国指定名勝・神庭の滝(真庭市)

自然
         

 真庭市の国指定名勝・神庭の滝(同市神庭)は高さ110㍍、幅20㍍、西日本最大級の大きさを誇り、「日本の滝百選」「日本百景」にも選ばれている。辺りはひんやりとした空気に包まれ、訪れた人たちはひとときの涼を満喫していた。
 旭川の支流で星山(1030㍍)を源流とする神庭川水域に位置。滝の中央に突起している黒い岩は、水しぶきに逆らってのぼる鯉に似ていることから「鯉岩」と呼ばれている。家族連れらは断崖絶壁から流れ落ちる豪快な水流を眺め、撮影するなどしていた。
 宮?秀則さん(46)=倉敷市=は「滝の迫力は圧巻。風も心地よく、空気も爽やかだった」。娘の祐衣ちゃん(3)は「初めて見て、すごかった。幼稚園のみんなに教えたい」と話した。
 下流には「玉垂れの滝」などの見どころもあり、夏はカエデやカツラなどが繁る新緑の森の散策が楽しめる。生息する野生の猿が現れることもあり、愛嬌(あいきょう)のある姿が人気だ。

国指定名勝・神庭の滝


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