「一日小坊主さん」 子どもたちが寺の修業を体験

教育・保育・学校
         

 子どもたちが寺の修業を体験する「一日小坊主さん」が19日、鏡野町上森原の極楽寺(表江智彦住職)で開かれ、参加者は白衣と腰衣(こしごろも)に着替え、心身の修練に励んだ。
 町内や津山市内に住む小学1〜3年生9人が参加。集中した様子で快典副住職(28)の話を聞き、経の唱え方を学んだり、座禅を組んだりした。写経では、正座して机に向かい、静かに般若心経を書きとっていた。保護者らと一緒に数珠回しを行った後、本堂に移動。千手観音像の前で、経本を手に「南無大師遍照金剛」などと唱えた。
 東小3年・黒瀬馳来君(8)は「お坊さんの仕事に興味があったからとても楽しかった。写経では学校で習っていない漢字を知って面白かった」と話した。
 青少年の健全育成や夏休みの思い出づくりなどを目的に26年前から毎年開催している。新型コロナウイルス感染防止のため、恒例だった川遊びを中止し、時間を短縮するなど規模を縮小して実施した。

数珠回しを行う小学生たち


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