「津山まちじゅう博物館構想」策定に向けた第2回市民懇談会が25日、山北の市役所で開かれ、■津山のおたから■を抽出し、それを生かしていくためのイメージやアイデアを出し合った。
無作為抽出などで選出した市民委員15人のうち、13人が出席した。先進地事例として山口県萩市の取り組みを紹介。続いて3グループに分かれて市職員も加わって討議を行い、「歴史・自然」「伝統文化」「産業(産品)」「生活」分野のおたからをふせんに自由に書き出していった。
整理した意見をグループごとに発表し、「健康のまちづくりとして、コミュニティーサイクルを導入して消費カロリーのコンテンツと結びつけたモデルコースを作っては」「寺町が多いので寺の宿泊や精進料理の体験があれば」「盆踊りや土曜夜市を復活させ、若者、子どもの視点で再編集しては」「古地図を手に建物や人、食などの謎解きをしながら親子で楽しめるトレジャーハンティングはどうか」といった多彩な案が出された。
最後に一言ずつ感想を述べ、女性委員の一人は「人を呼びたい、いいまちにするのはやさしさだと思う。まちにあふれる■いいもの■の情報を整理してウェブやSNSの活用、まちの看板を細かく分かりやすくするのが課題と感じた」と話した。
次回は10月29日に開く予定。
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活発に意見を出し合う市民委員たち