初の署長職でありながら中国地方にも初勤務。着任あいさつでは「心身ともに健康が第一、柔軟な発想と敬いの心を持ち、大きなこと小さなことでも目標を持ってチャレンジしてほしい」と職員に呼びかけた。
1992年4月に東京国税局入りし、2019年高松国税局調査査察部の特別国税調査官、21年新宿税務署副所長などを歴任。前任は東京国税局調査第一部で、特別国税調査官としてチームを組み、業界を代表する超大規模法人の調査を担っていた。
管内の特色として広島国税局の50署中、管轄面積が最も広く、20代が4割を占めるなど若手職員が多いため、指導育成、活発に議論できる職場環境づくりにも取り組む。
「組織の体制整備によって津山署でも3割の職員が減った中、適正公平な課税徴収、納税者の利便性やサービス向上の実現を目指し、税務行政のDX推進に注力したい」。
座右の銘は「日々是好日」。「40代の頃に仕事で失敗した時を契機に、一喜一憂しないようにと自分に言い聞かせている」
津山の印象として「お城が近くにあり、歴史深いまち。牛肉料理も感動するほどおいしかった。元々散策が好きなのでこれから自然や温泉、地酒を堪能したい」と笑みがこぼれた。
神奈川県横浜市出身。妻、二女を残し、単身赴任。56歳。