美咲町柵原地区出身のマルチタレント・さいたまんぞうさん(72)=本名・牛房公夫さん=の展示コーナーが同町吉ヶ原の柵原鉱山資料館に開設した。芸能活動を振り返る思い出の品々や直筆のサイン色紙など約100点を紹介し、来館者の関心を集めている。
デビュー40周年を記念し、小学校時代の担任だった實平千代子さん(84)=同町宮山=をはじめ、實平恒昭さん(80)=同=や梶尾律夫さん(72)=同町久木=ら小中学校・高校時代の恩師や同級生が企画。「まんぞうの部屋」という名称で同施設のギャラリーの一角に設けている。
さいたさんは1981年に「なぜか埼玉」で歌手デビューを果たし、有名に。「東京カントリーナイト」といったヒット曲のほかに、ラジカセを下げた姿が印象的な「歌う駅員さん」など、テレビや映画にも出演しており、現在も活躍中。野球好きでも知られ、審判員の仕事もしていた。
コーナーには、デビュー当時のステージ衣装、バンド演奏用の譜面など記念の品が並ぶ。歌手をめざすきっかけとなった西郷輝彦さんや女優の朝丘雪路さんとのツーショット、小中学校時代の写真も公開している。
實平千代子さんは「年齢を感じさせない若々しさがある。これからも応援をしていきたい」と話した。
開館時間は午前9時〜午後5時。休館は毎週月曜日(祝祭日の場合は翌日)、入館無料。
さいたまんぞう展
- 2021年4月21日
- イベント