アイガモ農法

教育・保育・学校
         

新野小学校(西中)の5年生14人が17日、西下の田んぼで、アイガモやアヒルのヒナ計約60羽を放鳥するなどして、自然に優しい無農薬のアイガモ農法について学んだ。
 授業の一環で毎年行っており、昨年に続き西下有機農業研究会が作っているコシヒカリの水田(約30?)で実施した。
 同研究会の平井政志さん(74)=西下=が講師を務め、「ヒナは雑草の芽や害虫を食べるうえ、糞(ふん)はたい肥にもなる。農薬が無い時代はアイガモ農法で稲を育てていた。キツネやイタチなどから守るために工夫が必要で大変」と説明した。
 その後児童は、ふ化してから約3週間後たった体長10~20?のヒナを両手に抱えてそっと運び、田んぼに放した。元気よくと泳ぐ姿を見て「たくさん食べてね」など呼びかける子どももいた。
 井上拓真君(10)「動物を使ったアイデアがおもしろい。苦労がある分、安全でおいいしい米ができるので、昔の人の知恵はすごいと思う」と話した。
 同研究会は14年前からアイガモ農法に取り組んでおり、昨年は約1・4?を生産した。ヒナは8月下旬まで放している。


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