マッチング促進へ情報交換 農福連携交流会

経済・産業 農福連携の取り組み事例について聞く参加者
農福連携の取り組み事例について聞く参加者
         

 美作県民局主催の「農福連携交流会」が2023年1月19日、新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホール(岡山県津山市)で開かれ、管内の障害者就労施設と農業法人などの関係者約60人が障害者就労のマッチング促進に向けて情報を交わした。
 施設利用者の就労機会拡充と農業の人出不足解消を狙いに初めて企画し、就労継続支援A型・B型事業所15施設の職員、受け入れに前向きな農業法人やJAなど19団体の代表者らが参加。
 始めに県農福連携サポートセンター(岡山市)の村越好信アドバイザーが、農業主体の直接雇用型や福祉事業所併設型、福祉主体型、企業出資型などの形態やメリット、マッチングの流れを説明した。
 事例発表では、A型事業所・青空ワークス(国分寺)の白石節管理者が施設外就労として多様な軽作業に従事している現状にふれ「配慮は必要だが、障害者だからと区別しないことが成功のかぎ」と強調。甘栗の生産加工を手掛けるアグリワークス(勝央町美野)の檜尾泰治代表は、昨年度から受け入れているA型・B型事業所の利用者による収穫作業などの様子を紹介し「一生懸命に、短時間で完璧にこなしている。偏見は無用で、担い手不足の中で彼らの力が不可欠になっている」と話し、参加者は終始熱心に耳を傾けていた。
 この後、就労施設ごとにブースを設け、農業関係者と互いに詳しい情報をやり取りした。


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