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母の介護を一冊に 苦悩や”老い”に対する思いなど 執筆の男性が大学に寄贈/岡山・津山市

教育・保育・学校 自身の介護体験をつづった本を手渡す北川さん(右端)
自身の介護体験をつづった本を手渡す北川さん(右端)=岡山県津山市で
         

 岡山県津山市八出の北川久さん(83)=ペンネーム・北川龍さん=は26日、自身の介護体験をつづった自費出版本『母と過ごした日々 あるサラリーマンの愛と葛藤の介護生活日記』を、美作大学・同短期大学へ250冊寄贈した。

 

 著書は、北川さんが認知症の母親の介護をしていた49歳から61歳までの12年の間、日記に書き留めていた事柄を編集した内容となっている。仕事と介護を行う日々の生活や直面した苦悩、”老い”に対する思いや考えなども書かれており、自分の経験が同じ境遇の人たち、医療・看護・福祉に携わる人たちの役に立てればと、執筆、出版に踏み切ったという。

 

 同大で開かれた贈呈式には、代表として社会福祉学科の4年生4人と小坂田稔学科長(70)らが出席。北川さんは「介護について改めて考える内容になっている。若い人たちの深い学びや新たな発見につながればうれしい」と、本を学生4人に手渡した。

 

 小坂田学科長は「実際に体験した人の声を聞く機会はさほど多くない。貴重な教本となるのでしっかり活用させていただく」。森田優美さん(21)は「本をとおして多くを学び、現場で生かせるようにしていきたい」と礼を述べた。

 

 寄贈本は大学の社会福祉学科と短大の介護福祉専攻科の生徒計約230人に配られる。


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