任期満了に伴う奈義町長選と町議選が31日、告示された。立候補は豊沢の町役場で午後5時まで受け付けられるが午前11時現在、町長選にはいずれも無所属で、再選を目指す現職の奥正親氏(64)、返り咲きを狙う前職の笠木義孝氏(73)が届け出ており、一騎打ちとなる公算。町議選(定数10)には、現職6人と新人5人の計11人(共産1人、無所属10人)が届け出ている。
奥氏は「町民の暮らしを守るため、人口維持に向けて重点的に取り組む。若者が住み続けたいと思う魅力ある町づくりを進め、子育て支援、高齢者支援の充実を図る」と主張し、奈義中の建て替えやこども園新築の着工、デマンド交通運行といった1期の成果を強調。
笠木氏は「町民の声を反映した開かれた町政に転換する。子育て世帯の支援とバランスのとれた高齢者福祉施策を進め、子どもの学力向上や不登校の問題、農業、畜産業の活性化にも力を入れる。町の発展のため、再びかじ取りを担わせてほしい」と訴えている。
投票は5日午前7時から午後6時まで町内3カ所で行われ、同7時から豊沢の町役場で開票される。期日前投票は1日から4日まで役場で実施。
有権者数は30日現在、4783人(男2381人、女2402人)。
任期満了に伴う奈義町長選と町議選 告示
- 2023年1月31日
- 行政・公共