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作州民芸館30年ぶりに改修 大正後期の色調や雰囲気をよりレトロに再現/岡山・津山市

歴史・文化 改修により壁の色が大正後期のグレーに一新した作州民芸館=岡山県津山市で
改修により壁の色が大正後期のグレーに一新した作州民芸館=岡山県津山市で
         

 約30年ぶりの改修を岡山県津山市が進めている西今町の作州民芸館(国登録有形文化財)は、工事用の覆い屋が撤去され、壁や玄関扉がよりレトロになった外装が4カ月ぶりにお目見えした。壁は当時の塗装片などを基に大正後期のグレーを再現したといい、26日からまちの駅の営業を再開している。

 改修は1992(平成4)年以来となり、今回は雨漏りした屋根など外装が中心。壁の漆喰(しっくい)はこれまでのアイボリーから塗り替え、特徴的な装飾部分は石調の洗い出し仕上げにした。鋼板屋根は、腐食による雨漏り部分と屋根裏内部を修繕し、塗装はダークグレーが以前より青味がかった色に。このほか観音開きの玄関扉は、金属製から当初の木製に戻し、樹種は重厚なケヤキ材を用いている。

 作州民芸館は1909(明治42)年、土居銀行津山支店として近代洋風建築を多数手掛けた建築技師・江川三郎八の設計により建てられ、城西重伝建の特定保存物件にも指定。

 市歴史まちづくり推進室では「全体的に最初の改修(1920年)後に近い色調、仕様を目指した」としている。

 国の重要文化財等保存・活用事業補助金を活用し、総事業費約4000万円。今後、窓をすべて網入りガラスに入替え、10月中旬までに完了する予定。

改修された民芸館東側
改修された民芸館東側


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