「信号機のない横断歩道での歩行者優先」の徹底に向け、美作署と美作交通安全協会は16日、美作市明見の道の駅・彩菜茶屋でドライバーらに意識向上を呼びかけた。
同署員と安全協会員、美作交通警察協助員ら9人が参加。買い物に訪れた人たちに声を掛け、「横断しようとする歩行者がいる場合、自動車は一時停止しなければいけない。歩行者は車両へ目と手で合図し、横断の意思を示して」などと書かれた啓発チラシなどを手渡した。
県下の昨年の横断歩行者妨害等の検挙数は2723件で、前年(749件)の約4倍に急増している。
JAFの昨年の調査によると、「歩行者のいる信号機のない横断歩道での一時停止率」の全国平均は21・3%。都道府県ランキングで停止率のワースト1位は宮城県(5・7%)、2位東京都(6・6%)、3位岡山県(7・1%)。一方、停止率が最も高かったのは長野県(72・4%)との結果が公表されている。
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ドライバーに横断歩道での歩行者優先を啓発する参加者
信号機のない横断歩道 ドライバーに意識啓発