岡山県勝田郡勝央町は、奇跡の牛として長年親しまれ、1月に老衰死した「元気くん」の銅像を建立する「ブロンズ像制作プロジェクト」の寄付金募集期間を、9月末まで3カ月間延長した。
当初4月1日〜6月末までの予定で募り、これまでに「クラウドファンディング」で327万5000円(130件)、「企業版ふるさと納税」で90万円(4社)、町役場に設置した募金箱での一般の寄付23万8079円の計441万3079円が寄せられたが、目標額の700万円に届いていないため。町は〝一周忌〟となる来年1月をめどに、飼育されていたノースヴィレッジ=勝央町=に設置する計画で、さらなる協力を求めていく方針。
町産業建設部では「コロナ禍の影響がある中で、多くの方から資金を寄せていただいていることに感謝する。観光面などに好転の兆しが見られる中、今後さらに制作プロジェクトへの関心が高まるようPRしていく」としている。
「元気くん」は1998年、生後6カ月の時に金屋の牧場から台風で氾濫した吉井川の濁流にさらわれ、約90キロ」離れた瀬戸内海の島に漂着。救出され、同園に贈られて人気者となり、交雑種では国内最高齢の21歳まで天寿をまっとうした。
元気くんブロンズ像制作プロジェクト延長/岡山・勝央町
- 2020年7月1日
- 行政・公共