岡山県産豚肉の生産振興と消費拡大を目指そうと、県養豚振興協会は16日、初の「ブランド豚肉試食会」を津山市のキッチンヒトトゴハンで開いた。新たな魅力を創造、発信していく目的で意見交換も行った。
関係機関などから約30人が参加した。津山市の日笠農産など県内6農場のこだわりのブランド豚肉を使用し、キッチンヒトトゴハンのシェフ・髙瀨貴広さんが調理。和洋中の特別料理として「味噌(そ)クリームソースのロールキャベツ」「ローストポークとリンゴのマリアージュ」「極厚豚カバ丼」など8種類を提供した。
参加者は素材の良さを最大限に引き出した品々を試食し、県産豚肉の魅力を再認識。生産者同士で互いの個性を確かめ合い、今後のブランド戦略や生産技術、品質向上に生かそうと、意見を述べ合った。
梶田謙二会長は「それぞれがこだわりを持ち、丹精込めて豚を育てることが豊かな味わいとなる。自信と誇りを持って消費者のみなさんに届けていくための新たな出発点としたい」と話していた。