勝加茂小学校(中村)で16日、卒業を控えた6年生の茶道教室が行われ、23人が日本の伝統文化にふれながら、思い出をつくった。
同校の特別非常勤講師で表千家流教授・濃野榮子さん(安井)が礼儀作法などを指導。新型コロナウイルス防止対策として抹茶や菓子は出さなかった。
児童たちは「立礼卓」と呼ばれるテーブルで、「心を落ち着かせて丁寧に」と指導を受けながら、柄しゃくで茶釜から湯をすくい、こぼさないように茶わんにいれた。茶筅(ちゃせん)で湯をかき回すなどして、茶をたてる所作を体験した児童たちに「習いのはじめ」の免状が送られた。
宮元雄大君(12)は「先生は厳しかったけど、おもてなしの心などが学べた。良い体験をした」と話した。
同校では2012年から5、6年生を対象に茶道の授業を行っている。
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指導を受けながら、柄しゃくで湯をすくう児童
勝加茂小茶会
- 2021年3月17日
- 教育・保育・学校