厚労大臣表彰を受賞 津山市地域福祉使向上に貢献

行政・公共 厚生労働大臣表彰を受けた2人と2団体の代表
厚生労働大臣表彰を受けた2人と2団体の代表
         

 長年地域福祉の向上に貢献したとして本年度の厚生労働大臣表彰を受賞した2団体と2人の表彰状伝達式と報告会が2022年12月26日、岡山県津山市山北の市役所で開かれ、谷口圭三市長らがそれぞれの活動を称えた。
 個人(社会福祉功労)は田邑保育園長の宇那木靖子さん(64)、民生・児童委員の眞木好之さん(76)。団体(ボランティア功労)は、津山トイボランティアサークル「ピコ」(河井美恵子代表、1986年設立)と、津山点字グループ「キタタキの会」(中山恭子代表、89年設立)。
 宇那木さんは、85年から保育事業に従事し、2019年に園長に就任。児童福祉の増進に努めている。眞木さんは、1998年に受嘱して以来、住民たちの生活向上や支援に尽力したほか、円滑な委員会組織運営などにも貢献。2013年から約9年間、市民生児童委員連合協議会副会長と県民生委員児童委員協議会理事を務めた。
 ピコは手作りのおもちゃで遊べる「おもちゃ図書館」を運営管理し、障害児をはじめ、さまざまな境遇の子どもたちがふれあえる場を提供。心の発達や社会参加の機会になるとして活動が認められた。キタタキの会は視覚障害者と交流を深めサポートしている。また、小学生や市民らを対象に点字講座を開いて普及に努めたり、当事者への理解を呼びかけたりしている。
 伝達式では市長がそれぞれに表彰状を手渡し、「長年にわたる活動に感謝を申し上げる。誰もが健やかで安心して過ごせる地域共生社会の実現に向けて、力添えをお願いしたい」とあいさつ。4人は「受賞は家族や先輩、地域のみなさん、多くの人の支えのおかげ。培ってきた経験と人とのつながりを大切にこれからも励む」などと述べ、決意を新たにした。


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