岡山県勝田郡奈義町は、コロナ禍の影響に対する町独自の緊急地域経済活性化対策第3弾として、全町民(5826人)に1人1万円を給付し、高齢者(2050人)には5000円を上乗せする。また新生児には10万円を給付する。関連経費を含めた1億5600万円の本年度一般会計補正予算を19日、町議会定例会に追加上程、議決した。
財政調整基金と国の地方創生臨時交付金を財源とし、地域経済活性化対策給付金は同日現在の住民基本台帳登録者が対象。町内での消費拡大につなげるため、全町民に発行しているICカード「ナギフトカード」に電子マネーを振り込む。地域通貨として、町内のスーパーや飲食店、など加盟の73店舗で使用できる。7月上旬をめどに給付予定で有効期限は9月末。
新生児の給付金は、国の特別定額給付金の対象外となっている今年4月28日以降生まれにさかのぼって支給。来年4月1日生まれまでを対象に、事業費には50人分を想定。
同町情報企画課では「影響が長期化の様相を呈する中、町民の生活支援と消費喚起につなげたい」としている。
岡山県勝田郡奈義町独自給付金
- 2020年6月20日
- 行政・公共