岡山県津山市、本年度一般会計補正予算案(第2次)を発表

行政・公共
         

 岡山県津山市は25日、2億8259万円の本年度一般会計補正予算案(第2次)を発表した。新型コロナウイルス関連の追加支援策や収束後を見据えた景気対策を中心にした編成で、地域商品券やクーポン券発行への補助、観光キャンペーンなどを盛り込んだ。1日開会の6月定例市議会に提案する。
 市の独自事業として10事業を実施する。主なものは、30%のプレミアム付きの地域商品券を発行する商工団体への補助に2億円を充当し、個人消費を喚起する。飲食店や小売店で使用できるクーポン券発行への補助には800万円を計上し、中心市街地などのにぎわい創出に取り組む。飲食店などの売上支援のため、旧津山国際ホテル跡地で開催するテイクアウト方式による販売促進事業への補助に286万円を充てる。
 観光では、宿泊などの条件を満たした観光客に対するクーポン券の発行と懸賞などのキャンペーンに4826万円を計上し、国の「Go Toキャンペーン」との相乗効果を狙う。企業・団体などが行う会議・研修・展示会などの誘致促進に450万円。宿泊施設の魅力向上のため、キャッシュレス決済機器など施設整備への助成750万円。教育旅行先として校外学習や研修などで市内施設を訪れた団体への助成に140万円を充てた。
 教育振興ではオンライン授業を充実させるための教職員研修に400万円、インターネット環境がぜい弱なエリアにある小中学校の環境整備強化282万円を盛り込んだ。
 市内体育施設を使用した宿泊を伴うスポーツ大会・合宿の開催への補助600万円は補助単価を見直し、拡充した。
 補正後の総額は577億8487万円で、前年同期比18%増。歳入は国庫支出金3億8794万円、県支出金1億9000万円。


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