新型コロナ 感染186人 累計3871人

医療・福祉
         

 岡山県内で28日から29日にかけて新型コロナウイルスの感染者計186人が確認された。津山市1人、真庭市20人、岡山市74人、倉敷市59人など。4月の感染者は月別で初めて1000人を超え、1179人。真庭、岡山、倉敷市で計6カ所、県内68〜73例目のクラスター(感染者集団)が発生し、真庭市は湯原温泉病院(下湯原)の職員と入院患者17人の感染を公表した。これまで感染していた居住地非公表の高齢患者1人が死亡。県内の感染確認の累計は3871人(再陽性を除く)、患者の死亡は41人となった。
 28日は、真庭市1人、倉敷市33人、岡山市31人、総社市13人、矢掛町3人、玉野市2人、新見、高梁、備前、笠岡市各1人の計87人。クラスター発生は岡山市の医療機関、倉敷市の高齢者福祉施設と接待を伴う飲食店。
 真庭市の患者は、70代男性。感染経路は不明で、せきなどの症状があったため医療機関を受診してPCR検査を受け、陽性と判明した。呼吸不全の状態で重症という。
 29日は、津山市1人、真庭市19人、岡山市43人、倉敷市26人、総社市5人、玉野市2人、高梁、瀬戸内市、吉備中央町各1人の計99人で過去2番目の多さ。クラスター発生は、湯原温泉病院のほか岡山市、倉敷市も医療機関。
 津山市の患者は、20代会社員男性。27日に感染が公表された30代会社員男性(同市)の濃厚接触者としてPCR検査を受け、陽性と判明した。軽症という。
 真庭市の患者のうち湯原温泉病院のクラスターは、50代医療従事者女性と60代〜90代以上の入院患者16人。28日に発熱のある患者2人が陽性と分かったため検査を進めて判明し、いずれも軽症か無症状という。あとの2人は60代農業男性と60代会社員女性で、いずれも26日に県内で感染が公表された大阪府在住者の濃厚接触者。軽症と無症状。
 真庭市はホームページで同病院のクラスターについて公表。入院患者51人、職員78人の検査を実施した結果、判明したとし、県クラスター対策班「OCIT(オーシット)」が派遣され、院内のゾーニングなどに関する助言を受けるなどの対応と、さらに検査を進めているという。診療業務については、外来診療は通常通り行い、新規入院、外来リハビリなどを当面中止するとしている。


>津山・岡山県北の今を読むなら

津山・岡山県北の今を読むなら

岡山県北(津山市、真庭市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、美咲町、新庄村、西粟倉村)を中心に日刊発行している夕刊紙です。 津山朝日新聞は、感動あふれる紙面を作り、人々が幸せな笑顔と希望に満ちた生活を過ごせるように東奔西走し、地域の活性化へ微力を尽くしております。

CTR IMG