新型コロナウイルス、１日に判明した数　過去最多

　岡山県は28日、津山市の男女６人、美咲町の男性１人、鏡野町の女性１人を含めて県内で15人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。１日に判明した数ではこれまで最多。いずれも軽症か無症状という。これとは別に、感染していた患者１人が新型コロナ以外の原因で死亡したことを明らかにした。県内での陽性確認は２２９人（再陽性を除く）、感染者の死亡は３人となった。
　津山市の６人と美咲町の１人は、クラスター（感染者集団）が発生している津山中央病院（川崎）の関係者で、入院患者の70代男女、80代の男女各２人、20代医療従事者女性。これまでにＰＣＲ検査を受け、いったんは陰性と判断されたが、再検査を受けた結果、陽性と判明した。同病院での感染者は計19人（職員６人、入院患者13人）となった。
　鏡野町の患者は20代アルバイト女性で、同町での感染確認は初。22日から味覚障害などの症状があり、検査を受けて陽性と判明した。感染経路は今のところ不明。
　このほかの患者７人は、新見市の40代介護従事者男性と同女性、総社市の20代会社員男性、岡山市の40代男性、倉敷市の40代男性、井原市の60代会社役員と40代会社員男性。同市での感染確認は初。
　27日に死亡した感染者については、年代や性別、居住地などを非公表としている。