新型コロナウイルス関連津山市補正予算/岡山・津山市

行政・公共
         

 岡山県津山市は30日、11億8045万円の本年度一般会計補正予算案(第3次)を発表した。新型コロナウイルス対策として、市内飲食店を支援する40%のプレミアム付きクーポン券の発行、小規模事業者への支援拡充、水道料金の基本料金減免(4カ月分)などを盛り込んだ。7日の臨時市議会に提案する。
 市独自事業として32事業9億3099万円を計上した。クーポン券は全市域の飲食店、タクシー、運転代行に使用でき、事業費は1億円。500円券14枚(7000円分)を1冊5000円で販売するもので、計4万冊発行し、プレミアム分を合わせた発行総額は2億8000万円となる。
 小規模事業者に一律20万円を支給する緊急支援は4073万円。要件を満たさず対象外となるケースがあったことから、全業種で常時雇用する従業員数が20人以下の事業者とし、対象月を7月まで延長するなど制度を改める。
 全ての市民や事業者を支援するため、水道料金の基本料金の減免(8〜11月検針分)にかかる水道事業会計への補助金として、1億9600万円を計上した。
 公共施設の利用料減免に4935万円。市民の健康増進や文化活動の促進を図るため、8月1日から11月30日まで観光・文化施設や体育施設、温泉施設などの入館料や使用料を無料、半額にする。
 職を失った人やパート・学生アルバイトらを対象にした緊急雇用創出は、8月末までだった事業期間を11月末まで延長する。事業費は2000万円。
 インフルエンザ予防接種費用の助成拡大に1億930万円。新型コロナウイルスとインフルエンザが同時期に感染拡大するのを回避し、新型コロナへの早期判定が可能になるようにする。
 このほか▽小中学校特別教室への空調設備の整備1億1000万円▽医療提供体制の確保・維持のための医療機関への支援給付金9730万円▽認定農業者らの米の計画的生産継続の支援金5161万円▽連合町内会への新型コロナ対策支援金3000万円▽新型コロナの影響で増加している移住相談に対応するための空き家活用定住促進事業補助金の追加1940万円▽林業事業者支援のための間伐材などの運搬、森林作業道補修などへの助成1300万円―などを盛り込んだ。
 補正後の総額は589億6533万円。歳入は国庫支出金11億808万円、県支出金5866万円など。


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