新野小学校(西中)の5年生12人が25日、西下有機農業研究会が管理する西下の水田でアイガモのヒナ約70羽を放鳥し、自然に優しいアイガモ農法を学んだ。
授業の一環で毎年実施している。同研究会の平井政志さん(73)=西下=が講師を務め、「アイガモ農法は、ヒナが雑草や虫を食べ、ふんは肥料になるので除草剤や殺虫剤、化学肥料は必要ない」と説明した。
その後、児童たちはふ化して4日後の体長10㌢前後のヒナを持って一列に並び、コシヒカリを植えている水田(約30㌶)に放した。河本将登君(10)「無農薬でも稲が育つのがすごいと思った。その分作業は大変だけど、できた米は絶対においしいと思う。食べて見たい」とにっこり。
同研究会は13年前からアイガモ農法に取り組んでいる。平井さんは「子どもたちが有機農業について関心をもってくれたらうれしい」と話す。ヒナは8月下旬まで放される。
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ヒナを放す新野小5年生
新野小学校5年生 アイガモ農法体験