洋画家・花房徳夫さん(63)と仲間たちによるグループ展「RE」が岡山県勝田郡奈義町中島西のギャラリー・フィクサで開かれ、油彩やミクストメディアなどの意欲作が来場者の目を楽しませている。31日まで。
同ギャラリーオーナーの花房さんら県北で精力的に活動する5人が近作33点を出展。
植物や人物をモチーフに油彩のたらし込みやアクリル、シルクスクリーンを組み合わせた花房紗也香さん=奈義町=の大作、蒔絵(まきえ)技法による抽象的な色面構成に株価チャートのグラフを重ね、激動する社会をイメージした築山弘毅さん=岡山県津山市=のミクストメディアが異彩を放つ。
さらに柿渋によるラフな線描や数十本の鉛筆を埋め込むなどした画面が面白い平井健三さん=津山市=の平面作品、身近な風景を印象的に切り取った小林正秀さん=岡山県美作市=のモノクロ写真、家族の肖像を多面的に描いた花房徳夫さんの油彩のほか、洋画家・故福島金一郎さんの遺作も並ぶ。
花房さんは「新型コロナ対策で休止し、3カ月ぶりに再スタートの思いを込めた企画展。若手からベテランまで県北の仲間の個性的な作品を見てほしい」と呼びかけている。
午前10時〜午後6時。(月、火曜日定休)。
問い合わせは、フィクサの花房徳夫さん(℡080-1942-0769)。
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油彩やミクストメディアなどの意欲作が並ぶ会場
洋画家花房さんと仲間5人グループ展/岡山・奈義町