津山おくにじまん研究会の第8回歴史探訪ウオーキングが28日、津山城下町(岡山県津山市)の吉井川沿いを中心に開かれ、会員らがまち歩きをしながら地域の歴史を学んだ。
会員のほか、津山観光ボランティアガイドの会のメンバーの15人が参加。同研究会の赤坂健太郎代表が講師を務め、山下の津山観光センターを出発し、材木町、伏見町、河原町、船頭町、南新座などを約2時間かけて巡った。
赤坂さんは江戸時代の城下町絵図を示しながら説明。材木町の大溝沿いに残る石垣については「絵図には石垣の上に竹を植えた土手が描かれている。石垣は自然石を用いて雑然と積まれており、城下町建設時の早い段階の区切りの位置として造られた可能性もある」などと話し、参加者は歴史を伝える遺構に興味津々で見入った。また材木町、伏見町の吉井川沿いには、年貢米の御蔵、御材木蔵、鍛冶場などが絵図に描かれており、その変遷を紹介。一行は江戸時代の様子に思いをはせながら知識を身につけた。
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地域の歴史を学ぶ参加者