津山商工会議所は25日、作陽高校移転にかかわる対策について、岡山県津山市に要望書を提出した。
要望書によると、県北から作陽高校に入学している生徒1学年約80人への対応策として質の高い教育レベルを維持する観点から市内県立4高校の定員枠を一時的に各20人増やす緊急措置をとり、子どもの将来不安の払しょくに努めるよう求めている。
この日は、津山市山北の市役所を松田欣也会頭、担当の浮田芳典副会頭、苅田裕也総務運営委員長ら6人が訪問。松田会頭が「産業、経済、企業は人によって支えられ、人は教育によって育つ。若い人材が高校から圏域外へ出ることは地方創生にとっても大きな痛手となる。速やかな対応をお願いしたい」とあいさつし、会頭、委員長連名の要望書を、谷口圭三市長に手渡した。谷口市長は「人を育てる教育の機会が失われかねない状態。ご期待にこたえられるよう、しっかりと取り組みたい」と応じ、意見交換した。
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谷口市長に要望書を手渡す松田会頭
津山商工会議所、岡山県津山市に要望書を提出
- 2020年3月26日
- 経済・産業