津山商工会議所(松田欣也会頭)は1日、コロナ禍の緊急提言として、地域経済の再生を最優先にした来年度の予算編成を求める重点要望などを谷口圭三市長に提出した。
重点要望は▽感染防止と経済活動の両立の支援継続(優良飲食店紹介サイト構築、IT化支援、アクリル板設置など)▽第2期中心市街地活性化計画の策定(老朽化区画の再生計画、国際ホテル跡地の観光トイレとジオラマパーク整備など)▽第2期総合戦略の変更(会議所と産業支援センターを併設する新産業会館の整備、同センターの公益法人化など)▽公共工事関連予算の拡充▽津山駅整備の推進▽感染拡大防止の対策強化―の6項目。併せて経済振興対策や中心市街地活性化戦略など10事業への補助金も要望している。
末澤由博副会頭、松岡裕司副会頭らと市役所を訪れた松田会頭が「市民の消費も減退し、地域経済は大変なダメージを受けている。対策を今講じなければ手遅れになりかねず、臨機応変な対応を願う」と話し、要望書を手渡した。
谷口市長は「選択と集中を図りながら、投資的経費を確保するため財政構造も変えていかねばならない。しっかりと検討したい」などと述べた。
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谷口市長に要望書を手渡す松田会頭
津山商工会議所 コロナ禍の緊急提言
- 2020年10月3日
- 経済・産業