津山商業高校の2年生が8日、津山市阿波地区と真庭市勝山地区を訪れ、地域の人から話を聞いて課題解決について考えるフィールドワークを行った。
中山間地域の現状から課題を発見し、行動する意識を育もうと実施。約150人が阿波と勝山に分かれて取り組んだ。このうち阿波の74人は、グランピング施設として人気の「ザランタンあば村」で活動。阿波森林公園の園内キャンプ場を活用し昨年オープンした同施設の概要や取り組みなどについて説明を受けた。生徒たちは16班に分かれ、集客力をさらに高めるにはどうしたら良いかをテーマに意見を出し合った。
地元関係者や市職員らを前にプレゼン。若者らしい柔軟な発想で「高校生がボランティアガイドを努めて阿波を案内する」「津山商業と阿波とで、魚や温泉を使ったコラボ商品を作る」「夜の川にスポットライトを当てて写真スポットを作り、日中とは違った神秘的な風景を見てもらう」といった多彩なアイデアを発表した。それぞれの提案について、地元関係者から感想やアドバイスを聞いた。
情報ビジネス科の難波優人さん(16)は「とてもきれいで素敵な場所だと思った。提案した子どもから大人まで楽しめるお菓子作り体験が実現して、訪れた人たちに喜んでもらえたらうれしい」と話していた。
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「ザランタンあば村」でフィールドワークをし、アイデアを発表する生徒