岡山県津山市は13日、庁内組織の「ヤングケアラー支援検討会議」を設置したと発表した。理解と認知度の向上、実態把握に努め、支援のあり方、対策の方向性を検討する。
ヤングケアラーは、年齢の成長度合に見合わない過度な負担により、学校生活や進路、社会生活に影響を及ぼすケースがあり、身体的、精神的、経済的な負担から、孤立化や心身の不調を招く社会問題になっている。
教育委員会を含めて庁内の11室・課が連携し、昨年12月1日に設置した。ヤングケアラーに対する住民、関係機関の理解と関心を深めるための啓発を行うとともに、介護・看護などが必要な家族らに対して無償で世話をしている18歳未満の実態調査を実施して結果を踏まえた支援を検討。体制の構築を図っていく。
定例会見で谷口圭三市長は「市としても潜在的なヤングケアラーがいる可能性が高く、早急な対策を行い、支援につなげたい」と述べた。
津山市 ヤングケアラー支援検討会議を設置
- 2023年1月23日
- 行政・公共