津山市議会は27日、最強寒波による記録的な積雪で市民生活に多大な影響が出ているとして、除雪作業の体制強化や情報周知の徹底などを求める要望書を谷口圭三市長に提出した。
要望内容は▽市道の除雪作業は業者契約、建設業協会との協定などで実施されているが、今回の大雪では要望に十分応えられておらず、一層の連携・協力体制強化を図るべき▽市民からの問い合わせ・相談先を分かりやすく周知し、情報提供の回数増、内容の充実、SNS活用もすべき▽高齢者世帯の見守りなどで民生委員ら各団体と連携し、必要なサービス・支援に取り組んでほしい▽各地区の歩道や通学路の積雪状況を踏まえ、児童・生徒の登下校時の安全を確保する―など6項。26日に同市議会初の「災害対策会議」を設置し、市内各地域の状況や市民が寄せた情報から集約した。
秋久憲司議会運営委員長と市役所市長室を訪れた津本辰己議長が「最優先は除雪であり、従来のやり方では対応不十分。買い物にも行けない高齢者もいる。雪害の対応マニュアルを見直し、現実に機能するよう早急にお願いしたい」と手渡した。
谷口市長は「雪害難民を出さぬよう一生懸命やっていく。ボランティアらの力も借りてとにかく除雪を進め、生活確保ができるようにしていきたい」と述べた。
津山市議会 除雪作業の体制強化や情報周知の徹底などを求める要望書を谷口圭三市長に提出
- 2023年1月29日
- 行政・公共