岡山県津山市は、老朽化のため建て替える久米総合文化運動公園市民プール(中北下)の整備基本計画策定委員会を設置し、26日に初会合を開いた。5月まで5回程度開催し、地域住民らの幅広い意見を計画案に反映させる。
同プールは1995年に開館し、久米中学校の学校プールとしても活用。経年劣化などで内外装や機械設備の老朽化が激しく、応急対応をしてきたが、抜本的な改善が不可避となっている。昨年11月に整備基本構想を策定しており、スポーツ、健康・体力づくりなどを推進し、市民の交流拠点とする新しい市民温水プールの整備を目指す。
整備基本計画策定委は、地元町内会や高齢者、PTAなどの代表、プール利用者、スポーツ協会、学識経験者ら10人で構成。山北の市役所で開いた会合で谷口圭三市長が「多くの人が利用し、周辺の交流人口も増やしながら、地域の活性化と発展に寄与する施設にしたい」とあいさつし、委嘱状を手渡した。委員長に小山京子美作大学教授、副委員長に重松正起連町副会長を選んだ。
協議では「施設整備中の2年間の休業が困ると言う利用者の声が圧倒的に多い」「小さい時から水に親しめるよう、保育園でも利用できるような施設になれば」「競技力の向上へ、多くの大会を行えるプールにしてもらいたい」といった意見が出された。
計画案の作成にあたっては学生によるワーキンググループを開き、若者の意見も聞く。新施設は24〜25年度に施設整備を行い、26年度の運営開始を目指す。
津山市 久米総合文化運動公園市民プールの整備基本計画策定委員会を設置
- 2023年1月31日
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