谷口圭三市長との懇談会「津山(まち)づくりミーティング」が7日、山北の市役所で開かれ、津山民芸協会の会員とものづくりや伝統継承などについて話し合った。
横野和紙や竹製郷土玩具、竹彫刻、陶芸、絵ことば作品を手がける5人が訪問。メンバーは、県北にはものづくりをしている人が多いことや、隣県の市立美術館の事例などを紹介し、「年間を通して利用できる市民密着の展示ゾーンのような集約的な場所を、今ある施設を活用して作ってもらうことが望ましい」「ものづくりに携わる人たちの総合的な文化祭や展示会を設けてもらえれば、市民にいろいろな作品を見て知ってもらえるし、作家としても活動しやすい」と、それぞれの思いを述べた。また観光面で「もっと地元を知り、津山のいいところを紹介できるよう、観光ボランティア的な人を増やすための市民向けの取り組みをしてもらいたい」と求めた。
市長は熱心に耳を傾け、「今後の地域づくりのヒントになるキーワードがいくつもあった。住民自身が地域の歴史などを知り、それを引き継いでいくことが文化レベルを高めていくと思う。これからもしっかりと取り組み、形に残せるよう努めたい」と述べた。
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意見を交わす谷口市長と津山民芸協会の会員