版画寺として知られる曹洞宗・毎来寺の岩垣正道住職デザイン バンダナが完成

芸術
         

 版画寺として知られる曹洞宗・毎来寺(真庭市目木)の岩垣正道住職(81)がデザインしたバンダナが完成。蒜山地域の四季をテーマに色鮮やかでポップな絵柄をあしらっている。6月下旬に同寺やグリーナブルヒルゼン(同市蒜山上福田)などで販売開始する予定。
 事業は販売を行う一般社団法人・真庭観光局が県内外の人たちに同地域の芸術や魅力をPRしようと立案。岩垣住職の作品や人柄にひかれて原画制作を依頼した。
 バンダナは50?の正方形で、4種類を用意。木に止まってさえずる愛らしい小鳥が目を引く「春」、涼しげな水色にカラスアゲハとユウスゲの花を大胆に配した「夏」、ベージュ色の生地に月や紅葉などの■自然美■を描いた「秋」、黒を基調に、カラフルな色を使って蒜山三座周辺の雪景色を表現した「冬」を製作。岩垣住職が刷った版画に顔彩で着色して仕上げた。
 6日、グリーナブルヒルゼンで開かれたお披露目会で、岩垣住職は冗談を交えながら「仮にファッションショーで使用されるとしても大丈夫なように見栄えに気を配った。みなさんの手元に届き人気が出たらとてもうれしい」と話した。
 グリーナブルヒルゼン多目的スペースでは原画4点を常設展示している。真庭観光局は「今後も蒜山の芸術にも着目して事業展開していきたい」としている。

デザインを手掛けた岩垣住職と完成したバンダナ


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