県は県内の全約１７０農場に家畜伝染病予防法に基づく緊急消毒を命令

　県内の家禽（きん）農場で鳥インフルエンザの発生が相次いでいるのを受け、岡山県は2022年12月23日、県内の全約１７０農場に家畜伝染病予防法に基づく緊急消毒を命令した。
　実施期間は12月24日〜１月23日で、１月上旬から消石灰１万３０００袋（１袋20㌔入り）を順次配布予定。各農場主は消毒用の消石灰を鶏舎周辺、農場外縁部に散布する。
　県内では10〜11月、いずれも倉敷市の養鶏場３カ所で鳥インフルエンザが発生し、19日に美咲町のアイガモ農場で４例目を確認。
　美咲町の農場での対応で県は23日、殺処分した約１万８０００羽を岡山市内の２施設で焼却処分を完了。現在、飼育舎内の消毒、汚染物品の埋却を進めており、24日中には終了する見通し。