真庭市産CLT建築物を東京晴海から蒜山に移築

経済・産業
         

 真庭市産の新建材CLT(直交集成板)を用いて東京・晴海に建設された建築物が同市に移築されるのに伴い、真庭市は14日、蒜山上福田の現地で工事の安全祈願祭を開いた。来年3月の完成、7月の開館予定。
 〝里帰り〟するのは高さ18㍍のパビリオン棟(延べ601平方㍍)、2階建ての展示棟(同988平方㍍)。CLTの魅力を伝えることなどを目的に、同市と三菱地所(東京都)、隈研吾建築都市設計事務所(同)の共同プロジェクトとして昨年12月、今年開催予定だった東京五輪・パラリンピックに合わせて建設された。
 関係者約50人が出席し、神事に続いて太田昇市長が「地域に光を見せる建物であり、みなさんに楽しんでもらえるよう真庭の地をさらに魅力的にしていきたい」とあいさつ。建築家の隈研吾さんは「コロナ後に今までの都市中心の生活から新しい生活スタイルへと移り変わる中、パビリオンはそのあり方を示していくと思う」と述べた。


東京・晴海から蒜山高原に移築されるCLT建築物のパース


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