AIなどの先端技術を駆使した農業機械について勉強する第2回「スマート農業塾」(真庭市、県農業普及指導センター主催)が11日、同市鹿田のほ場で開かれた。ドローンを活用した農作業の実演が行われ、参加者は実用性や利用方法を学んだ。
市内の農家20人が参加。スマート農業の実証実験を行っている農事組合法人・寄江原の水田(約20・4?)で実施した。同組合員が日本製ドローンを使って害虫防除に使用される農薬を散布し、「準備や操作に慣れる必要があるが、作業を短時間で終わらせることができる」と説明した。
続いて、東京の会社・バイエルクロップサイエンスの社員が同社で販売している最新鋭の中国製ドローンで肥料をまくデモンストレーションを行った。参加者は写真を撮ったり、質問をしたりして興味を示していた。このほか、空撮画像を利用して田んぼを管理するシステムやラジコン草刈り機の紹介もあった。
下山史朗さん(62)=同市日名=は「気候や風土、地形によって管理の仕方が変わる。自分の所有する田畑で利用できるかが心配。費用がかかるので、購入については慎重に考えたい」と話した。
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農薬を散布するドローン
第2回「スマート農業塾」開催
- 2021年8月19日
- 経済・産業