第34回消防救助技術県大会に津山圏域消防組合から出場する隊員の激励会が22日、林田の同組合本部で開かれた。選手たちは競技種目の練習の成果を披露し、同僚らに大会での活躍を誓った。
同組合からは計29人がロープブリッジ渡過とロープ応用登はん、ほふく救出、障害突破、ロープブリッジ救出に出場する。
幹部職員ら約40人が見守る前で、出場種目を実演。ほふく救出では、3人1組で、1人が空気呼吸器を背負って長さ8?の煙道内を検索して要救助者を屋外に救出し、2人で安全地帯まで搬送するまでを本番さながらの緊張感で披露した。
水田啓介消防長は「人命救助という崇高な消防の理念を胸に刻み、練習の成果を披露してください」と激励。隊員を代表して藤井琢也消防士長(30)が「培ってきた心技体全てをかけ、中国大会への切符を手にしたい」と決意を述べた。
大会は27日、岡山市の市消防教育訓練センターで開かれる。
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ほふく救出種目の練習の成果を披露する隊員