第49回「高野さつき・山野草祭」(高野公民館活動推進協議会など主催)が4、5の両日、高野本郷の同公民館で開かれ、季節感あふれる花々が来場者を楽しませている。
コロナ禍のため、3年ぶりの開催。地域の愛好家でつくる高野花木園芸友の会(香山哲之会長、15人)が丹精込めて育てたサツキ約50鉢と山野草約150鉢のほか、松などの盆栽を展示した。
サツキ盆栽は白やピンクの花が鮮やかに咲き誇り、会場を華やかに彩っている。樹齢50〜60年の見事な枝ぶりのものや、一つの株に2色の花が混ざった「咲き分け」の美しさも見どころ。
山野草では、清そなアジサイやカエデの新緑などに涼感が漂う。白色の装飾花が特徴のイワガラミや紫色のホタルブクロ、かわいらしいミニバラや小さな実をつけたサルナシなども並ぶ。コケのあしらい方にも風情が漂い、訪れる人の心を和ませている。会員たちは「山野草やサツキの手入れは元気の源」とにっこり。
香山会長は「暑さで管理にはみな苦労したが、見ごたえある作品がそろった。多くの人の癒やしになれば」と話している。
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丹精したサツキや山野草に見入る人たち