陸上自衛隊日本原演習場(奈義町、津山市)での米軍の単独訓練で、岩国基地(山口県)の米海兵隊が15日、到着した。撤収は28日で、訓練はいずれも非公開で実施する。
計画では最大で人員200人、車両50台を見込み、ヘリコプターが初めて使用されるとみられる。
中国四国防衛局と陸上自衛隊、米軍の3者による現地連絡本部によると、15日は隊員約130人、車両は重機を乗せたトレーラーなど約10台が演習場入り。新型コロナウイルス感染対策として隊員の検温を行った。16日に残りの車両が到着し、訓練準備に移る。
日程は、車両機動演習などの一般訓練が27日まで、射撃訓練が19日まであり、ヘリは23〜26日のうちの2日程度、給油訓練に使われる。宿営場所は駐屯地内のグラウンドとなっている。
期間中は現地連絡本部が24時間体制で対応し、同防衛局が訓練中の時間に演習場外周を警戒巡回する。津山市勝北支所にも連絡本部を設ける。
米軍単独訓練は2018年10月、20年3月に続き3回目。ヘリは前回も使用予定だったが来なかった。
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トレーラーに積まれて演習場入りする米軍の資機材=15日午後2時33分
米軍単独訓練開始
- 2021年3月16日
- 行政・公共