美咲町両山寺の両山寺で33年に一度の「御本尊開扉法会」が30、1日の2日間営まれた。併せて第77世の井上観賢住職(43)の就任を報告する晋山式が執り行われ、伝統ある寺の隆盛を願った。29日まで本尊を拝観できる。
寺によると晋山式は1975年以来47年ぶり。晴天に恵まれた30日は稚児行列に始まり、きらびやかな衣装に身を包んだ約90人の子どもたちが保護者とともに本堂前までゆっくりと練り歩いた。高野山福智院の静琴盛上綱を導師に迎え、晋山・本尊開扉法会があり、本堂の正観世音菩薩、薬師堂の薬師如来、本坊の地蔵菩薩を開扉。法灯継承や大般若転読などに続いて、観賢新住職に辞令が授与された。
2015年に亡くなった父で先代の観眞住職の遺志を受け継ぐ観賢住職は「今日ここにいてほしかった人、見届けてほしかった人がいる。全ての人々に感謝し、77世として精いっぱい努めていきたい」とあいさつした。
1日は稚児行列に続いて、記念事業として進めてきた諸堂宇の改築事業の完成を祝う落慶法会が営まれた。400年の伝統を持つ地元・一宮八幡神社の獅子舞(県無形民俗文化財)の奉納も行われた。
2日間イベントが行われ、高野山マスコットキャラクター「こうやくん」が登場し、高野山限定の土産店が出店。大道芸人チャーリーのパフォーマンスやトートバッグ作りなどが人気を集めた。
同寺は714(和銅7)年に開創された歴史ある寺院。奇祭「護法祭」で知られる。
辞令を受け取る第77世の井上観賢住職(写真)