3月の議会に続いて公立大の設置が再び議題に上った。岡山県津山市は、課題を見極める有識者会議の初回会合の開催を6月30日で調整していることを明らかにした。重要な都市機能と位置づける美作大学・同短期大学部=津山市=の公立化も検討する方針だ。
みらいビジョン戦略室によると、開かれるのは、「中・高等教育機能のあり方に関する有識者会議」で、教育や行政、経済、経営の専門家5、6人が出席する予定。全4回ほど実施し、見解をまとめてもらうという。
メンバーには市外在住者がおり、市内の教育機関や少子化などの現状を知ってもらうところから始める。
市長にとって、美作大学・同短期大学部の公立化はあくまで「選択肢の一つ」。同室は「出てきた意見を参考にして施策を考えたい」としている。
有識者会議の設置を表明したのは3月。もう少し早い段階で開催する予定だったとみられるが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令されたことで、調整を見送っていた。
議会トピックス 公立大の設置/岡山・津山市
- 2020年6月9日
- 行政・公共