連合町内会河辺支部防犯防災協議会(坂本道治会長)は26日、本年度の防災訓練を河辺公民館=岡山県津山市=で行い、新型コロナウイルスの感染防止を踏まえた避難所での対応・対策などを確かめた。
各地区の住民や消防団員、民生委員ら35人が参加。防災士の資格を持つ西村始館長と地区内の防災士4人が講師を務めた。
参加者は玄関での検温と体調チェックをして受け付けで記入。ソーシャルディスタンスを意識しながら講師の説明に耳を傾けた。続いて、グループに分かれて段ボールベッドの組み立てに取り組み、使い勝手や寝心地を確認。ベッドごとに2メートルほどの間隔を取ってパーティションも設置した。
「自分が住んでいる地区のハザードマップを改めて確かめてほしい」「事前に地区ごとに話し合い、災害時の安否確認や把握に努めて」と呼びかけられ、参加者はそれぞれ防災意識を高めた。
国分寺の町内会役員の男性(62)は「段ボールベッドの作製は初めてなので貴重な経験になった。災害が起こった際は今日学んだことを生かしたい」と話していた。
p
段ボールベッドの組み立てに取り組む参加者たち