ＢＭＸフリースタイル 加美小谷本君　優勝

　自転車競技・ＢＭＸフリースタイルのジャパンカップ（全日本フリースタイルＢＭＸ連盟主催、14〜16日、茨城県）で、加美小学校３年生の谷本伶雅君（８）＝美咲町原田＝が優勝した。難易度の高いトリックを決めての圧勝。特訓を重ねた成果だ。
　会場は、バンク（斜面）などのバリエーションに富んだ「境町アーバンスポーツパーク」。男子７〜９歳のカテゴリーに出場した谷本君は、45秒の規定時間の中、ハンドルと自転車を同時に横に３６０度回転させる「ダブルトラックドライバー」を空中で決め、７人の頂点に立った。この年代では最高難度の技で、２位と３点差以上をつける57・33点をたたき出した。
　ＢＭＸを始めたのは５歳の時。親から誕生日プレゼントに買ってもらったのがきっかけだった。最初は津山市上河原の屋内施設に通い、現在では、同連盟が整備した岡山市南区のライトＢＭＸパークで、毎週土、日曜日に大池水杜選手らプロの指導を受けながら練習している。
　成長を助けているのは、負けず嫌いな性格だ。新しい技を覚えようものなら何百回失敗しても成功するまで挑戦する。家には自前の設備もあり、早く上達するために登校前の短時間の練習も欠かさない。競技を始めてわずか１年ほどで５〜６歳のカテゴリーも優勝している。
　「トリックが決まったら気持ちいい。今回の大会も最高にうれしかったけど、サブロクウィップ、ターンウィップの新技も早く覚えたい」と話す。ＢＭＸフリースタイルは、東京五輪から正式に大会競技として追加される。将来の夢はずばり「オリンピック金メダル」だ。
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ＢＭＸフリースタイルのジャパンカップで優勝した谷本君